9月22日(木)、愛媛県県民文化会館サブホールにて、「共に学びつながりあい 持続可能な地域づくり」をテーマに、えひめ婦人大会 第70回記念大会を開催しました。
今回は第70回記念大会です。
現県連婦会長の三好会長は十代目の会長となるのですが、七代目の高本会長、八代目の山本会長をお招きし、第70回目を記念して愛媛県連合婦人会の歴史を振り返りました。
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*婦人会のあゆみ*
愛媛県連合婦人会発足から現在までの歴史をスライドショーで振り返り、高本会長、山本会長、三好会長に一番心に残っている思い出のお話を聴かせていただきました!
※詳しい歴史は、愛媛県連合婦人会の歴史をご覧ください。
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<各会長の思い出>
―愛媛県婦人会館での思い出―
◆高本会長:一番の思い出は、一泊研修のことです。各郡市町連から何人か出ていただいて、研修を受けて、みんなで宿泊しました。会館にお風呂はありましたが、みんなで「道後温泉に行こや」と言って、こっそり温泉に行った思い出があります。研修の参加者の中には、必ず踊りの名手がおられたので、その方に踊りを教えていただいたりして、何回も「就寝せないかんよ」と言われるまで楽しんで、休んだ覚えがあります。本当に楽しい研修を毎年行っていましたので、会館には良い思い出しかありません。
◆山本会長:私もあの会館で宿泊したことは良い思い出です。二階の大きな宿泊場に泊まるのですが、夜に各支部のお話を聞かせていただいて「あ~いいな~」と思ったものは、地域へ帰って真似をさせていただきました。
また、三階ホールは総会等で大勢の人が集まるのですが、老朽化が進んでタイルが剥がれているので、私はそのタイルをガムテープで一生懸命貼っていったのを覚えています。総会は午後までありますので、お弁当が出ます。お茶は役員さんがやかんで沸かして準備してコップも置きます。お弁当は巻き寿司が一本、ケースに入ったものを配ります。「百円の巻き寿司やと」と言って食べました。でも百円の巻き寿司でも大勢が食べるから、とっても楽しいんです。それを思い出します。
◆三好会長:私も宿泊研修のことですね。育成講座が泊りがけでありました。食事はみんなで当番で作ったかと思います。お風呂は地下にありましたが、もう最後の方にはだいぶ破損していたので、道後温泉へ電車で行ったのを思い出します。婦人会館の宿泊費は、確か一人三千円だったかな。最初の頃はどうやら無料だったようなんですが、私たちの時代には、宿泊費がありました。会員さんが大勢で泊りがけで研修をするということは、賑やかで、楽しい一夜でした。そのおかげで、いろんな方との交流があって、今があるんじゃないかと思っております。
―全国地域婦人団体連絡協議会(現全国女性団体連絡協議会)の会長にもなった日野会長との思い出―
高本会長:日野会長は私が県に入った頃にはすでに全国の会長をされていました。私が初めて県に入ったときに、東京で研修がありまして、その研修会に行かせてもらったんです。会長はとてもお優しい方で、「愛媛からよう来たね。頑張ってね」と声を掛けてくれました。
日野会長は家で六社の新聞を全部読まれていたそうです。新聞に地域の活動が出ていることもあるので、それで地域のことも細かく知っておられました。確かに「ここはこんな活動をしておられるんやな」と、よくお話しされていました。ある時私の北宇和郡の活動が新聞に出たんです。そうしたらわざわざ夜に電話をいただいて、「婦人会活動で頑張っとるねぇ!」と褒めていただきました。それほど細かくみんなのこと、会員さんのことを見ておられる会長さんでした。
山本会長:私が日野会長とお会いしたのは少なかったです。全国の会長をしておられたので、本当に忙しい方でした。日野会長は『女傑』。すごいお方でした。婦人会活動は、子どものため、地域のため、婦人のために、幸せのために、なんとかせんといかん!ということから生まれたものばかりです。
ちふれ化粧品ですが、婦人会がこれを作ったのは、「女性は身だしなみを綺麗にしないといけないが、化粧品がとても高い。婦人会で安くて、肌に優しい、値打ちのある化粧品を作りたい」という理由でした。昔は、デパートや農協の購買で販売していたそうです。デパートでは、婦人会員が交代で売り場に行って売っていました。日野会長は、ちふれの美容液を調べてみたことがあるそうです。するととても質が良い。他社では一万円で売っているような、良い化粧品だということが分かったとのこと。「女の人はやっぱり化粧をせんといかん。身だしなみが大事よ」とお話されていたことを思い出します。
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長くなりましたので、えひめ婦人大会 第70回記念大会②へ続きます。