今年度の地域女性リーダー育成講座は、【SDGs研修会】【昆布料理講習会】【元北方領土島民による北方領土を語る会】【防災学習会】という4つの内容で開催しました。
今回は【SDGs研修会】のご報告いたします♪
※昨年度に掲載したこの記事を誤って削除してしまっていたため、2024/6/28に写真を追加し再掲載しました!
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✿高校生とSDGsを学ぼう!
新型コロナウイルス感染症と共に生活をするようになって4年。物価の上昇や地球温暖化による災害の多発等、私たちの生活は不安な要素が増えている。持続可能な社会はこのままで本当に作れるのだろうか。
先の読めない不安を地域女性リーダー育成講座で取り上げて、みんなでSDGsを学ぶことにした。迎えた講師は、なんと高校生!婦人会始まって以来の若い講師である!孫のような可愛らしい子達と一緒に勉強できるなんて、しあわせ!!!
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<講座の概要>
○実施日:令和5年8月7日(月)13時半~15時半
○会場:東温市川内公民館大ホール
○講師:愛媛大学附属高等学校 理科部 プラガールズ 村上さん、近藤さん
○演題:「プラスチックを正しく使いながら、海の環境も守れる社会作り」
○参加者:婦人会員、一般参加者等 111名
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<講演について>
(1)プラガールズの紹介
愛大附属高等学校理科部がプラガールズを立ち上げ、研究を開始して今年で4年。内閣総理大臣賞、文部科学大臣賞等、多数の受賞、さらには国連大学でも発表した。今、国内外から注目を受けている。
(2)講演内容
プラガールズの研究は専門性が高く、いきなり内容を話しても難しいだろうからと、環境クイズから始まった。高校生ながら参加者の心をぐっと掴み、二人がマイクをリレーしながら軽快に話を進めた。参加者は話に引き込まれていた様子だった。お若いのにプレゼンテーションの技術は抜群であった。
プラガールズは、愛媛県内1,700箇所の海岸で海のごみを回収しながら分析・研究をしている。大型プラスチックのリサイクル推進、回収困難な小型プラスチックを生分解に・・・つまり、プラスチックを餌にする細菌を突き止め、それを培養する等の取り組みも行っている。
<講座で学んだこと>
プラスチックの正しい使い方として、『①ポイ捨てをしない。正しい捨て方をする。②使い捨てプラは、繰り返して使う』を守るために、個人の意識と努力が必要だと言われた。彼女達の取り組みは、「自分達が生きる世界は、自分達で変えて守る!」という強い気持ちを示している。婦人会が昔から頑張っている環境活動の思いが詰まったバトンを、しっかりと受け止めてくれたと確信した。また、「追いかける勇気があれば夢かなう(顧問の中川先生の言葉)」この言葉がとても心に沁みた。
今回の参加者の中には、夏休みの自由研究にと小学生の親子の姿も見ることが出来た。講演終了後にその小学生がプラガールズに質問している姿は、なんとも微笑ましい光景であり、この子の将来がとても楽しみである。
参加者からも「参加して良かった」との声も聞け、とても良い研修会となった。
※筆者:東温市婦人会会長
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プラガールズの村上さん、近藤さん、中川先生
ご多忙の中、ありがとうございました!!
また、今回ご参加いただきましたみなさま 、
東温市婦人会のみなさま、ありがとうございました♪
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