全女会・四国ブロック会議を開催しました①の続きです。
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*全女会 櫻井会長による講話*
櫻井会長は参加者のみなさんと同じ目線でお話されたいと、壇上ではなく参加者席に着いてお話してくれました。
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<講演内容>
婦人会が取り組んでいる問題で、今やらないといけないことを一般の人にどうやって広げていくか。大勢に納得させて、「私もやるよ」というような意識を共有してもらうということはとても大変なこと。
例えば1番から5番まで人がいるとしたら、4番と5番は婦人会の人としても、世の中は1番~3番までの普通の一般人が多い。1番~3番の人は七~八割はいる。そして婦人会は一~二割いるかどうか。この1番~3番の人達をどう巻き込んでいくかを考えないといけない。
婦人会は社会教育団体として認可を受けている。しかし、『社会教育』って、誰に向かって、どのように出せばいいのか。私は「仲間内だけで」活動することはダメだと思っている。「理解している人だけ」「分かっている人だけ」という偏った人達だけで活動することは絶対にいけない。先述の4番・5番の人だけが集まってばかりでは、社会性を持たない。これは独りよがりに入る。全然関心のない人、知らない人、これは1番~3番の人になるが、こういった人たちをどう巻き込むかを考えないと、いろんなことが広がっていかない。社会教育というのは、この1番~3番の人たちに出さないといけないことである。
婦人会は会員の高齢化と減少が問題となっている。「私が辞めたら嫁が婦人会を継ぐ」という時代はとっくに終わった。それだけ女性一人ひとりの判断力も行動力もついた。こういう社会にしようと私たち婦人会は運動をしてきた。そして現代では、女性一人ひとりが考え、決定する能力が社会的に認められるようになった。こういう時代の中で、婦人会が真面目に取り組んでいる問題を、なんとか今の時代の人たちに伝えて、巻き込んでいきたい。そのためには、どんどん門を広げていって、年齢や性別にこだわらないスタイルが必要であるのではないかと考えている。例えば、私たちと一緒に活動していく仲間に、男性を誘うという手段もある。仕事がひと段落した70代ぐらいの方たちは、まだまだ力があり経験も豊富である。こういう人たちを仲間にしないのは勿体無い。今は男女を区別しない時代。「一緒に活動してくれるなら誰でもいいよ」という考えも必要ではないか。
一般人を巻き込んだイベントでは、「あ~来てよかった」「また来たい」という思いが参加者に出てきたら何回も来てくれるようになる。こういったイベントの計画を、私たち婦人会が立てられる能力があるかどうか。実はこれが一番大事なこと。一般人に“どう興味を持ってもらうか”のきっかけ作りがとても大切。そのきっかけを上手く活かすことが出来ると、今の婦人会の問題は解決していくことが出来るのではないか。ぜひ『普通の人に喜ばれる婦人会になる』それをモットーに「やっぱり婦人会があってよかった」「このままずっとあってほしい」等、こういう感情を地域住民・市民の方々に思ってもらえるような活動を作っていこう。
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櫻井会長、講話ありがとうございました。
その通りだと思わされることが沢山で貴重なお話でした!
これからも婦人会を残していけるように頑張りたいと思います!
*会長報告会*
会長報告会では、各県の活動の情報共有と、これからの課題をあげていただきました。
<香川県 野田会長>
◆防災と見守り活動と防災士のことについては、ずっと継続して活動している。防災の行事では被災地の復興について考えるピアノの弾き語りコンサートを行った。音楽は被災者を癒してくれる。世界的にも地域復興のために音楽は活躍している。
◆『ビスケット』会員になろう。「ビ=微力ながら」「スケット=助っ人・手助け」という意味。どんな人に対しても「元気ですか」「大丈夫ですか」といった、ちょっとした声掛けをしていく。この『ビスケット会員』になることも非常に大事。
◆県や市の政策に対して意見を述べるための、大がかりなアンケートを実施。このアンケートの結果から行政へ意見を述べる。
<徳島県 藤田会長>
◆「四国はひとつ」の始まりは、毎年4月1日を『防災の日』とブロック会議で決めたことから。この日は防災について家族で話し合いをしようという日。しかしこれがまだまだ浸透していない。いろいろと前に進めるためには、過去に決めたことをどうだったか反省しながら、完成させて、次へ進もう。
<愛媛県 三好会長>
◆愛媛はホームページでいろんな情報を発信している。ぜひ四国の情報も一緒に発信していきたい。
◆人づくりが出来ていたら、自然と地域づくりも出来てくる。いろいろなところと関わって、人づくりをしていこう。それが婦人会の問題への解決にも、「四国はひとつ」にもつながるのではないか。
※高知県は公共交通機関の時間の都合上、会長報告会は欠席されました。
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今回はコロナ禍にも関わらず、
愛媛県へお越しいただきましてありがとうございました♪
来年度は徳島県で開催されます!
また四国各県のみなさまとお会いできますように☆
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